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実電波環境を実験室内で再現できるRF 信号レコード&プレイバック

中心周波数:10M10M~6GHz 、帯域幅:160MHz 、2 チャンネル

RADAR/EWシステム開発において独自の信号処理や送受信機を開発する場合、従来は、最終的なシステム検証のために大掛かりなフィールド試験を実施する必要があり、多くの時間やコストを費やさなければなりませんでした。また、フィールド試験の代わりにRF チャネル・エミュレータを利用する場合にも、実環境を完全にエミュレートするには多数の信号源 ノイズ源のそれぞれについて多数のパラメータを適切に設定しなければならず、やはり、多大なコストや時間を必要とします。

そこでNI は、RF 信号レコード&プレイバック システムを提案します。ポータブルな本システムにより、実環境の電波状況を現地で記録し、実験室に持ち帰ってから再生することができます。例えば、その再生信号をDUT/SUT などに入力することによって、目的のシステム 機器をじっくり検証することが可能になります。また、NI のRF 製品はFPGA を内蔵しており、あらゆる信号処理をプログラマブルに実行可能なSDR 構成となっていますので、カスタマイズや独自回路の追加などが自由自在に可能です。

特徴

  1. 2チャンネル 同時記録 同時再生
  2. 最適転送レートの自動検知
  3. 記録信号スペクトラムのグラフィック表示
  4. 信号記録レベルを調整可能
  5. 複数RAID ボリュームへのIQ データ記録が可能
  6. 記録した信号データのグラフィック解析ツール
図1.LabVIEW サンプルプログラム

図1.LabVIEW サンプルプログラム

図2.RF 信号 レコード&プレイバック システム構成図

図2.RF 信号 レコード&プレイバック システム構成図

応用アプリケ-ション

RADAR/EW信号処理システム開発における

  • 実環境におけるアルゴリズム検証
  • 実環境におけるEW レシーバーの機能 性能検証
  • RFチャネルエミュレーションの代替用途など

実電波環境を実験室内で再現できるRF 信号レコード&プレイバック

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