COTS製品とオープンアーキテクチャを用いた広帯域RF送受信機
中心周波数:1M~7.2GHz、帯域幅:400MHz
RADAR/EWシステム開発では、特殊かつ多種の信号処理が必要となるため、これまでRF送受信機部分を独自に毎回、一から開発しなければならず、多くの時間や費用がかかってしまうという問題がありました。そこでNIは、SDR (Software Defined Radio) 技術を応用したCOTS (Commercial Off-The-Shelf) 製品、すなわちUSRPシリーズを提案します。
USRPシリーズの中でも、特に最上位スペックを誇るUSRP-X410を使用することにより、中心周波数 1M~7.2GHz、帯域幅400MHzという、広帯域なRF送受信機をシステムに組み込むことができます。また、USRPシリーズ製品はFPGAを内蔵しており、そのFPGAにより、直交変復調を含むベースバンドからIF帯までのすべての信号処理をプログラマブルに実行可能なSDR構成となっていますので、カスタマイズや独自回路の追加などが自由自在に可能です。さらに開発環境は、NI LabVIEWだけでなく、C++、Python、GNU Radio、RFNoCといったオープン・ソース・アーキテクチャにも対応しています。
特徴(USRP-X410)
- 広帯域/マルチチャネル RF送受信機
中心周波数:1M~7.2GHz、帯域幅:400MHz
4チャネル 送受信 - ソフトウェア無線 (SDR) アーキテクチャ
内臓FPGAによる再構成可能RF送受信機 - 選べる開発環境(オープン・ソース化可能)
LabVIEW、C++、Python、GNU Radio、RFNoC
USRP-X410 機能・性能
周波数範囲 | 1MHz~7.2GHz |
信号帯域幅 | 400MHz |
チャンネル | 4 Rx , 4 Tx |
RF性能 | ビター |
アーキテクチャ | 統合済み |
通信 | 100/10/1 GbE or PCIe |
同期 | 4x4 MIMO |
SWサポート | GNU Radio, C++, Python, RFNoC, LabVIEW |
特徴 | RFSoC Based, 5G Ready, Wide Band, Multi-Channel |
応用アプリケ-ション
RADAR/EW機器開発における
- RF信号の送受信試験システム(動作確認)
- RF信号送受信における独自信号処理
- RFチャネルエミュレーションなど
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