小型高性能プラットフォームを活用した
汎用無線通信システムの開発
ペリテックでは、次世代の組込み通信システム構築に向けて、小型・高性能なマルチコアマイコンボード「Sony Spresense」を用いた無線通信システムの開発に取り組んでいます。Spresenseは、拡張性と高性能処理能力を兼ね備え、リアルタイム制御や高精度信号処理が求められる分野での応用に最適なプラットフォームです。
主な構成機能
送信機能(Spresense + 拡張ボード)
- パケット生成機能:プリアンブル、ヘッダ、データを含むパケットを構成し、任意のフレームフォーマットに対応可能
- リード/ソロモン符号による誤り訂正エンコーディング:伝送エラーに強い設計を実現
- BPSK変調処理:デジタル信号をアナログ変調波へ変換。拡張ボードのヘッドフォンジャックから48kHzで出力可能
- 送信モード
- 手動モード:PC経由コマンドで送信
- 自動モード:一定周期で自動送信(例:1秒に1パケット)
受信機能(Spresense + 拡張ボード)
- アナログ信号受信:マイク入力を通じて変調信号を取得
- 復調/復号処理
- 搬送波検出
- PLLによる同期復元
- BPSK復調
- リード・ソロモンデコーダによる誤り訂正
PC連携(RS-232)
- コマンド制御によるモード切替や設定
- 通信状態や受信結果のレポート送信
- 試験/モニタリング環境への組込みも可能
Spresenseが対応可能な通信方式
シリアル通信(UART / RS-232):外部デバイスやPCとの安定した制御通信に利用
I2C / SPI:センサとの連携や複数基板間の高速通信に適用
BLE(Bluetooth Low Energy))※拡張ボード利用:低消費電力での近距離無線通信を実現
GNSS(GPS):位置情報と連携した通信機能の組込みも可能
アナログ音声信号入出力:高精度DAC/ADCを活用し、音響・信号処理用途でのアナログ無線通信も構築可能
ペリテックの提供価値
ペリテックは、NIをはじめとした計測・制御ソリューションの豊富な実績に加え、近年ではSpresenseやRaspberry Piなどの軽量組込みプラットフォームによる通信制御機器の開発実績を拡大しています。低消費電力かつ高精度な通信処理を可能とするシステムを、要件に応じて無線方式、信号処理アルゴリズム、出力形態まで柔軟に設計・実装することが可能です。お客様の目的や環境に応じたカスタム通信システム開発に対応いたします。
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